INAKA談話ブログ

時間があるときに趣味や自作小説や雑談など書きます

自作小説

【自作ホラー小説】スローモーション ①

※これはフィクションです。 この話は、私が高校1年生の時の話です。私が通ってた学校は3階まであり、1年生の頃の教室は3階でした。私たちの学校は屋上があり、当時は立ち入り禁止で屋上に行くためのドアにはカギがかかっていましたが、数年前までは屋上に行…

【自作小説】「私の影」第六話 子犬と私 後編

「くすぐったいな~。」 私は目を開けると昨日の子犬が私のほっぺたをなめていた。それと同時に締め忘れていたカーテンから出る太陽の光と太陽で作り出された子犬の影が私を直接浴びせた。外を見ると朝になっていた。時計を見ると6時になっていた。 「やばっ…

【自作小説】「私の影」第六話 子犬と私 前編

影はいつも私のそばにいる。時に影の存在は悲しくなる。 朝。「わんわん!」と私の犬(シロ)が鳴いている。私はその鳴き声に起きた。時計を見ると朝5時だった。私はいつも6時に起床できるように目覚し時計を設定するのに、今日はシロが目覚し時計に代わって起…

【自作小説】「私の影」第五話 遊び 

影はいつも私についてくる。時に影は遊びの一つにもなる。 「最初はグーじゃんけんぽん!」僕はジャンケンに負けて鬼になった。 僕は「まじか~」と心のなかで叫んだ。 「逃げろー」と学校の外を範囲として周りの人たちは逃げ回った。 今日は昼休みにクラス…

【自作小説】「私の影」第四話 弱点

影はいつも私についてくる。影は怪我をすることもなく、車が上を通ってもなにもなかったかのように私についてくる。弱点がないように見えるその影は時に弱点を見せる。 月曜日・・・ 『ザァーザァー』外は雨が降っている。 「はぁはぁ、今日って天気予報で雨…

【自作小説】「私の影」第三話 朝 後編

その道は山がある方向で、周りの家は一軒ごとに100mずつ離れて建っていた。 その道にも私以外人がいなかった。まるでこの世界に私しかいないように見えた。 「朝と言っても少なくとも一人くらいはいるのかと思ったがみんな家で寝ているのか。なんか自分ひと…

【自作小説】「私の影」第三話 朝 前編

影はいつも私についてくる。そんな影は時に一日の最高のスタートアップの源になる。 「ぴぴぴ!ぴぴぴ!」と目覚まし時計のアラームが鳴る。まだ眠気がある私は目を閉じたまま目覚し時計のなる方へと手を差し伸べる。 「カチッ!」とアラームを止める。 「う…

【自作小説】「私の影」第二話 持久走

影はいつも後ろをついてくる。影は何も話さないし触れることもできない。しかし、そんな影に助けられた頃があった・・・・ 「集合!!」先生の言葉で僕も含めてみんなが整列した。今日の体育の授業は1500mの持久走。僕は昔っから走るのは苦手だった。 小学校…

【自作小説】「私の影」第一話 友達

キーコーンカーコン。小学校の授業のチャイムが鳴り、みんな各々の家に帰宅する。 僕は友達がいないからいつも一人で帰る。外は夕焼けで太陽が日の入りをしている。 「今日も一人だな~」 僕は友達を作るのは苦手。学校では、クラスの人と話すことはなく授業…